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円キャリー巻き戻しによる円高
2007年夏は米国のサブプライムの焦げ付きにより、金融市場の基盤が大きく揺さぶられる結果となり、株安、ドル売りに
拍車が掛かりボラティリティ(価格変動率)が大きくなったのは説明致しましたが、このボラティリティ(変動率)が大きく
なると市場全体が混乱状態になり、一部投資家の損失、ヘッジファンドの解約等連鎖して、更なる連鎖反応が生じます。
円キャリー取引とは低金利の円で調達した資金を高金利通貨で運用することです。
(クロスでの取引になり、円買いが一時的に強くなります。(筋ものも仕掛けてきます。)
円キャリー取引の対敵なのが”ボラティリティ(価格変動率)が大きくなる事”です。 理由は安定した金利運用が出来ない
ためです。 よってサブプライム問題が発生してからヘッジファンド等の金融機関、海外投資家は、何度か大きな円キャリー
取引の解約を行っていたのです。
9月27日時点で”ボラティリティ(価格変動率)が低下してきており再び円キャリー取引が再開される可能性があります。
”ボラティリティ(価格変動率)が低い状況で金利差が一定以上あれば円キャリー取引は海外投資家から見れば魅力的
であり、一定期間突発的な円高に注意が必要です。 また円の調達はクロスになりますのでこの点も注意が必要です。
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